実例に見る〜決断〜事業の廃業・再生。承継!|メールマガジン第2号|S.K.I.ビジネスパートナーズ

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 実例に見る〜決断〜事業の廃業・再生。承継! 【Vol.2】 

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■■■◆■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2017.08.07 
■◆■■ 2017年 メールマガジン
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◆■  実例に見る 〜決断〜 事業の廃業・再生。承継!

◆   事業主はいかに苦悩の決断をしたか

◆   【第2回】

■──────────────────── S.K.I.ビジネスパートナーズ

 前回のメールマガジンで、債務超過・赤字の企業の事業承継について取り上
げましたが、その決断そのものが最も難しいというご意見が寄せられました。

実例が知りたいというご要望が多くよせられましたので、私が体験した実例
をお知らせすることで、参考になればと考え、紹介させていただきます。

 

┏┓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗■ 事例1.東京近郊で酒屋さんを営む中村さん親子(仮名)の実例

 【第1回】からのつづき

 「資料には有限会社となっていますが」「昭和60年に、経理の先生のアド
バイスで、お店を個人店から有限会社にしたんです。」「ご主人は社長に、
中村さんは社長夫人になったんだ」私の軽口に中村さんは少し声をあげて笑
いました。「ご主人はいつ頃亡くなられたの?」「会社組織にした昭和60
年に、社員のために、はやり始めた社員旅行を考えたのですが、お店をやっ
ている関係で、全員で休むのは難しくて。それで私が大企業がやり始めた人
間ドックを提案したんです。」「そうか、なんとか働く人に感謝したいと思
ったんだ。」「一流企業みたいだと、社員の家族からも言われ本当に嬉しか
ったんです。」

・・・・<尊いですね>・・・・

私の言葉に中村さんは何ともいえない満足な表情をされました。
しかし、その結果は残酷でした。中村さんも含めて社員、その家族は多少の
注意点程度で全員異常なしでしたが、ご主人に進行性の胃がんが発見された
そうです。

それからは、可能な限りの治療をしながらお店を守ってきたそうです。しか
し平成3年にご主人は旅立ちました。以降も中村さんはお嬢さんと少なくな
った社員とで、お店を守ってきたそうです。しかし、ここにきて赤字続きの
経営はいかんともしがたくなってしまいました。

「そうか、先祖代々の土地に、亡くなったご主人と築いて、続けてきた酒店
だもの、簡単には売れないよな。」「そうなんです」中村さんは握っている
ハンカチをさらに強く握りしめます。「誰もが売るしかないよ。売って引退
すればいいじゃないかと言われるんです」

「解りました。なんとか売らずに済む方法を一緒に考えましょう。」
中村さんは驚いた様子で、私を見ました。そんな言葉が返ってきたことが、
意外だったのでしょう。
それからは、お店兼自宅をアパートに建て替える案や、コンビにする案など
が検討できないか状況を聞き取りました。しかし、どれも現実的ではなく、
私の頭にはやはり売却してお金を残す方法が、中村さんにとって最善と判断
していました。

問題はどう切り出して、中村さん自身が納得されるかだな。

 
第3回に続く


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