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■■■◆■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2017.08.14
■◆■■ 2017年 メールマガジン
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◆■ 実例に見る 〜決断〜 事業の廃業・再生。承継!
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◆ 事業主はいかに苦悩の決断をしたか
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◆ 【第3回】
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■──────────────────── S.K.I.ビジネスパートナーズ
◆
前回のメールマガジンで、債務超過・赤字の企業の事業承継について取り上
げましたが、その決断そのものが最も難しいというご意見が寄せられました。
実例が知りたいというご要望が多くよせられましたので、私が体験した実例
をお知らせすることで、参考になればと考え、紹介させていただきます。
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┗■ 事例1.東京近郊で酒屋さんを営む中村さん親子(仮名)の実例
【第2回】からのつづき
しばらくして私は、「中村さん、ちょっと重すぎませんか?」と話しかけま
した。中村さんは私の顔を正面から見据えています。
少しの沈黙の後、続けました。「ご先祖や亡くなられたご主人は、これ以上
中村さんが苦しむのを喜んでいるでしょうか?」中村さんは下を向きました。
「私はそう思いませんね。」反発覚悟で断言しました。「私がご主人なら、
長いこと苦労を掛けたね。もう荷物を下ろしていいよ。と言いますよ。」わ
ずかな沈黙の後、中村さんは手を私の方に向けて、テーブルにうつ伏して号
泣し始めたのです。
「先生!売ってください!」
いきなり喉と胸の間にこみ上げるものを感じた私も、図らずも落涙してしま
いました。
号泣する中村さんの横で、お嬢さんもこみ上げています。
落ち着くまで、どのくらい時間が経過したか今となっては、記憶はさだかで
はありません。今まで相談してきた人は、不動産の問題として考えてきたの
です。
だから<・・・売却しか・・・>となるのです。
多くの人はロジックでばかりで解決することを考えます。中村さんの苦悩に、
課題がどこにあるのかを考えることが重要でした。まずは寄り添うことです。
廃業を決断する事業主の心の有り様は、苦悩そのものです。その苦悩に寄り
添わず、結論だけ押し付けても解決はありません。
赤字企業を継続してしまうと、破産手続き以外の方法がなくなることが少な
くありません。
決断は苦渋に満ちていますが、ソフトランディングすることで、はるかに良
い結果を得る事ができます。廃業もひとつの再生なのです。
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■─ 変革の時、活性化の時、再生の時、あなたに必要なもう一人─────
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■ 【 私的再生をリードする 】
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◆■ 株式会社S.K.I.ビジネスパートナーズ
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