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■■■ 新たな時代の事業再生実務『中小企業のM&Aとは』
◆■ 【Vol.4】
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■──────────────────── S.K.I.ビジネスパートナーズ
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少しずつ朝晩に秋の気配を感じるようになりました。前回、暑気あたりを経
験したとお話ししましたが、この時期からは夏の暑さが影響した夏バテが始
まるそうです。油断できないものですね。
メールマガジン第3号で、8月22日国はこれから再編が必要な業界を調査し、
新陳代謝を促すため成長が見込めなくなった企業同士の統合・再編を促進し
ていく方策を進める。と発表したとお話ししましたが、8月23日には中小企
業の再チャレンジを後押しする為、年内に個人保証にかかわる金融機関向け
の監督指針を見直すと発表しました。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130826/plc13082601300003-n1.htm
個人保証の問題は頭の痛い問題ですが、金融機関の姿勢に変化が訪れること
を期待したいと思います。
これも中小企業の事業再構築がやり易い土壌となっていくでしょう。
さてこの第4号では誰に売るのか?どうやって売るのか?についてお話しし
ていきたいと思います。
〜自社の廻りを見渡して〜
M&A(事業譲渡)で自社の事業は誰に売れるのか?と考えた時、次の資料を
まず見てください
自社(A社)から見て、同業者・川上企業・川下企業がまずは候補に挙がり
ます。同業者は規模(売上・利益など)の拡大が図れます。川上・川下企業
は業容の拡大が図れる分けです。同業者へのM&Aは解りやすいと思います
が、受注産業などは川上・川下企業も有力候補です。今まで下請に出してい
た工程を自社内で行える(内製)ことは大きなメリットになる場合がありま
す。また川下企業には川上企業を買収することで、事業内容の大きな飛躍に
なる場合もあります。
また、異業種にM&Aするケースも増えてきています。これはM&Aで積極
的に拡大を目指す企業が対象になります。主に買い手企業の情報を多く持つ
M&Aのエージェントなどが、買い手からの依頼で、売り手候補を探し、話
を進めていくケースです。売り手としてはどのポジションのどの企業に事業
を渡すことが、最も良いのかが判断のしどころですが、娘を嫁がせる訳です
から慎重に検討すべきです。今までお話ししたように、ビッグディール(金
額の大きさ)よりグッドディール(よい取引)を目指して、嫁がせた後の自
社にとって、嫁がせた先の事業と従業員にとってよいM&Aにしてください。
以前プロ野球球団のトレードについてなにかで読んだのですが、良いトレー
ドとは、取った選手が活躍してくれるだけでなく、送り出した選手もその球
団で活躍してくれることが真のトレードだと書かれていました。現在の球団
にいて活躍の場がない状況であれば、トレードに出すのは決して追い出すわ
けではないということですね。私などはトレードで出した選手が相手先で活
躍すると損をした気分になるのですが、人間の小ささを恥じました。
M&Aでも同じことがいえます。自社で継続するよりM&Aで他社で継続す
ることで事業や従業員がより良い方向にいくことが重要です。
〜どうやって売るのか〜
これは次のM&Aスケジュールを見てください。M&Aがどのように進んで
いくかを表にしてみました。それぞれのタイミングで留意すべき点が多くあ
ります。次号からこのM&Aの実務について、<成功するM&A,失敗する
M&A>としてお話ししていくことにします。
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