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■■■◆■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2017.05.15
■◆■■ 2017年 メールマガジン
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◆■ もう一つの事業承継 −赤字・債務超過の企業は?−
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◆ 【第3回/全8回】 毎週月曜日配信
■
■──────────────────── S.K.I.ビジネスパートナーズ
◆
中小企業の事業継承に時間的問題が迫ってきました。
中小企業の社長さんの平均年齢66歳は団塊の世代でもあり、多くの企業の
最重要課題になっています。
本格的に動かなければならないタイミングです。
しかし社長さんたちはなぜか動きません。
「俺に死ねっていうのか!」「今じゃなくていいだろう!」
「倒れるまでやるぞ!」
本音はこんなところでしょうか。しかしその時は必ずやってきます。
事業承継は現社長の問題ですが、現実は引き継ぐ方の課題です。
特に金融円滑化法依頼、約40万社がリスケジュール(金融機関への返済猶
予)をいまだにしている状態です。抜本的な改革を必要としているが、なか
なか手が付けられていません。
そこに事業承継の課題まで待っています。大ピンチ!でしょうか?いや、私
には大チャンスに見えます。この承継を機会にして、生まれ変わることがで
きます。
現実を見てみると、多くの中小企業が家業であり、多くが子供を中心とした
家族、親戚への承継が多いのは想像の通りです。また95%以上の社長さん
は事業を自分の代で終わらせるのではなく、引き継いでもらいたいと願って
います。
そこで、ここ数年で私のところに寄せられたご質問の答えを紹介させていた
だき、少しでも参考になればと考え、このメールマガジンを立ち上げました。
でもひとつだけ事前にお断りしなければならないことがあります。
それは経営が順調な会社(黒字経営・資産超過)の参考にはなりません。
そのような企業は、多くの専門書がありますし、ネット上にも情報がふんだ
んにあり、また弁護士・税理士・会計士の方なども相談に乗ってくれますか
ら、そちらを参考にするべきです。
このメルマガは赤字・債務超過の企業の事業承継について限定してお答えし
ています。
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┗■ Question3
事業承継の計画で、資金繰りが行き詰ってしまうことが予想された場合に、
資金調達の道はあるのでしょうか?
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┗■ Answer3
これは企業それぞれの事情、特に金融機関との取引状態がどうなっているか
でしょう。
通常取引で取引履歴や、取引年数そして金融機関の種別で大きくことなりま
す。
親密にしてきた地元の信用金庫や信用組合などがあれば、まずそこに相談す
べきです。
リスケジュールなどの返済緩和措置などをしていなければ、新たな資金調達
の相談に乗ってもらえます。
その際はQ1,Q2でお伝えした内容の計画を説明することになります。解りや
すくまとまっていて、何時、どの程度の資金が必要で、返済計画までに計画
が及んでいればなおいいでしょう。勿論、無担保でどの程度融資が受けられ
るかは、やってみなければ分かりません。また地元の金融機関で親しくして
いれば、その他の事業承継に対する、中小企業庁、都道府県、保証協会、商
工会議所などが支援措置をしていれば、その情報を教えてもらえることもあ
るでしょう。
信金、信組に限らず地銀や第2地銀も取引があれば相談すべきです。複数の
金融機関に相談することで、事業承継の資金調達の可能性が判断できるかも
しれません。
勿論、前出の公的機関のHPなどを自分でチェックしておく必要があります。
タイミングが良ければ助成金などの制度があるかもしれません。
このような金融機関からの資金調達が難しいとなれば、不動産担保ローンな
ども検討が可能です、金利が高いことに最大限留意してください。返済まで
の自信がなければ、調達は控えるべきでしょう。その他私的な資金も考えな
くてはなりませんが、そういった個人からの資金調達は実は一番リスクの高
い資金です。
万一返済が大幅に遅れるなどは、人間関係に影響してしまいます。アマチュ
ア(金融機関以外)からの借り入れは、実は最も危険な借り入れなのです。
最も借りてはならないのは、結婚されている場合、相手の両親です。次に友
人、兄弟などです。どうしてもというなら、私募債のようなビジネスライク
な調達を考慮すべきです。
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