前略、
安部政権に代わって半年が過ぎようとしております。
アベノミクスが叫ばれ、輸出産業を中心として業績の回復が見られ、「失われた日本の経済」が再生復活したかのような雰囲気すら漂っていますが、このところの株価に象徴されるように、その効果に対する疑問や不安が少なからず台頭しつつあるのではと思われます。特に、円安による資源の輸入価格や電力光熱費の高騰によって、個人消費に影響を及ぼしつつあるばかりでなく、中小企業においても、今後の事業継続の判断をも左右する大きな問題ともなっているようです。
こうした中で、均衡縮小を模索する経営者、転業や廃業をも選択肢と捉える経営者の方もいらっしゃると思いますが、常について回るのが「債務」の問題です。
今回のセミナーでは、リスケジュール等による債務の継続を図ることではなく、事業再生の大きな課題となる債務の終わり方について、その実例をご紹介しながら、皆さんと学んでいきたいと思います。
記